細かい同居人vs大雑把な私 神経質な方が正義じゃないし自分ばかり合わせる必要ない。

こんにちは。ねむ子です。
先日、細かい同居人にブチ切れた話をします。
相手が細かいことを気にするからといって、大雑把なこちらに非はないというお話です。
※神経質な方に対して批判的な文章があります。不快に思われる方は読まないでください。

 

 

家事に関して。
ネットを見ると同居人の家事が雑なことに関して怒っておられる方々の書き込みをよく見かけます。こういうのって神経質な方が正しい、ずぼらな方が悪い(サボっている)と思われがち。
でも大雑把な私からすると全く逆です。自分が全く気にならないことをチクチク言われるのってかーなーりストレスですよね。

神経質なだけなら勝手だけど、それを人に強要するのは傲慢だと思うんです。

向こうは気になるからやれって思ってるけど、こっちは気になる方がやればいいじゃんって思ってる。どっちが悪いわけでもないし、そこでぶつかっても永遠に結論はでません。なのに、大雑把な方ばかり怒られるのはいかがなものか?

 

同居人ともめた話。

私はきょうだいと2人で住んでいます。
二人とも社会人で家にいれるお金は同じ。家事はごみ捨てとお風呂掃除だけ当番制で、あとは臨機応変に分担となっています。

 

私は細かいことが気にならない性格なので家事は最低限できていればいいと思っています。ところが同居人は細かいことができていないと気になって仕方がないみたい。 

例えば洗濯物の畳み方、食洗器の食器の入れ方、給湯器の消し忘れ、トイレットペーパーのホルダーが常に満杯じゃないと許せない、など。

正直、わたしにとってはくそどうでもいい。そんなこと気にするなんて器小さすぎん?いちいち相手に求めてたら疲れない?って思います。
それでも「気になるからやってほしいな」と言われれば気を付けるように努力している。私は気にならない性格なので相手に求めることは少なく、相手の要求ばかり飲んで不公平な気持ちになるが、共同生活だし相手にも少しは合わせてあげようと思っている。

ところが先日。うちのトイレはペーパーホルダーが2個あるのだが、そのうち1個を使い切って補充するのを忘れたまま出かけてしまった私。帰ったらやればいいかと思っていたところ、帰るなり同居人が大激怒。「なんでやらないの!?」とめちゃくちゃ高圧的な態度で言われ、遂に私はブチ切れました。もう細かいことでネチネチ怒られるのはうんざり。

 

「なんでやらないの!?」だと?
「やらなくても気にならないからやらないんじゃ!!!!」


「ペーパー1個を使い切っても、次が少なくなるまでに補充すれば問題ないよね?次の一回でもう1個使い切ることなんて余程じゃないとないし。」とか「買ったトイレットペーパーを手の届くところに置けば、ペーパーホルダーに補充し忘れたくらいで怒ることなくなるんじゃない?」とか私が合理的な解決策を提示しても、「邪魔」だとか屁理屈を並べて「わたしが気になるんだからやれ」の一点張り。合理的かどうかよりも自分の考えを曲げたくないみたいなかんじ。

 「私は気にならないんだから、そんなに気になるなら自分でやればいい。」というと、自分の負担が増えて不平等とか言い出す。

 

 

細かい人に合わせることは、細かい人のためでしかない。 

例え話。

ホコリだらけの部屋でも快適に過ごせる人(気にならない人)と、塵のひとつも許せない人(細かい人)が同居したとする。

気にならない人は大して掃除をしないからホコリが溜まる。それでも快適に過ごせるから。ところが細かい人は「なんで掃除しないの」というような文句を言ってくる。
やらないと怒られるから、気にならないけど仕方なく掃除をする。

でもそれって相手のためにしかならないと思うんです。

 

もちろん、一緒に暮らすうえでの分担や基準のすり合わせは必要ですが、全てを細かい方に合わせていたら大雑把な人ほど損を被ってしまいますよね。

確かに細かい人に合わせた働きをすればお互いの家事労働は平等になるかもしれません。ですが、それをやらされる方ばかりストレスを受けるのは平等と言えないのでは?

細かい人は必要だと思う家事の100%をこなしているだけかもしれないが、気にならない人は必要だと思う家事の150%くらいやらされていることになる。これでは大雑把な私ばかり怒られて、やらされてる、イライラしてしまうのも自然ではないでしょうか。

 

  

(良くないタイプ)の細かい人の特徴

細かいことが気になるのは悪いことじゃないけど、こういう人は良くない!というポイントを上げます。

 

自分が正しい(やらない方が悪い)と思っている。→ゆえにそれを他人にも強要する。

細かくない人の気持ちを推し量れない。細かいことを指摘されるのはストレスだということ、自分が全く気にならないチマチマしたことを気にして生活するのが苦痛だということを分かっていない。

・合理的・効率的というより、「自分が気になるから」という感情が優先。

・一度言ったことができていないのは相手がサボっていて自分にばかり家事を押し付けていると思っている。(大雑把な方はやるのを忘れているor習慣化していないだけで直す気はある)

こうなると細かい・細かくないではなく「思いやりがなく自分勝手 」ではないかと思ってしまいます。

 

 

 

打開するためにやったこと 

このイライラを抱えたまま同じ家で生活するのは非常にストレス。
どうにかするため話し合いを持ち掛けました。

 

まず、相手の感情が落ち着いた頃を見計らって話ができる状態がお伺いを立てた。
そこで「怒らないこと」「反論はあとで聞くから、一旦最後まで話を聞くこと」を約束させて話をした。

話す内容は事前に紙に書いて、こちらも声を荒立てずゆっくりと穏やかな口調で話しました。言葉も相手を否定しないようなワードを選んで話しました。

 

そこで「細かいことが気になるのは分かるけど」「自分では全く気にならないことを指摘されるのはそれ以上にストレスである」「(自分にはどうでもいいような)細かいことを気にしながら生活するのが苦痛」であることを話しました。

向こうは「自分は正義で大雑把な方が悪い」と思っているから、そうではなくこちらも非常につらい思いをしていることを伝えます。

 そして、相手に指摘されて自分がやっていることの実例を出しながら「こちらもあなたが気になることを努力して直しているんだから、こっちにも歩み寄ってほしい」と言い、「どうしても歩み寄れないなら別居する」という条件を突きつけました。

 

同居人は反論こそ少ないが腑に落ちない様子。返答としては「努力はするけどものによっては譲れない」とのこと。
すっきりしない答えだけど、まあこのへんが落としどころかなと私も了承しました。

 

 

それからは同居人が口うるさく言うことは減ったと思います。
言ってくるときもあるが、私が突っぱねると引き下がることが多くなりました。
少しは努力してくれているみたい。

それでも我慢できなければ別居すればいいと思うと私も気持ちが落ち着きました。

 

 

まとめ

大雑把な人と細かい人のどっちが正しいとかはないです。
もうそれは性格だから。すぐには変えられないから。
片方が我慢するとか全部相手に合わせようとするとすっごいストレスになる。うちはきょうだいだから平等だけど、上下関係があっても我慢することじゃないと思います。

そりゃ『逃げ恥』のみくりさんみたいに仕事としての家事内容がきっちり決まっててお給料もらうんなら完璧にやる必要あるけど、あくまで共同生活。細かいことまで要求するならそれなりの対価を払うべきです。

 

だから、一緒に住む以上はお互いに妥協しあうことが大事。歩み寄る気持ちを失くしてしまったら、片方が壊れて破綻します。
自分ばかり我慢するのも間違っているし自分の思い通りにさせようってのも間違ってる。

もし相手にも歩み寄る気持ちがあれば関係が修復できるかもしれません。一歩も譲らないようなら物理的に距離を置くしかないと思いました。

 

以上!