『君の名は。』で瀧と三葉が電車で並走するシーンを再現してみた。

本記事はタイトルの通り、例のシーンが本当にできるのか?を実際にやってみた企画の記録となっております。

※ネタバレを含みます。まだ作品を見ていない方はご注意ください。

ある日何人かで飲んでいた時友人が唐突に
「『君の名は。』のラストでさ、電車で窓の外見てたら隣走ってる電車にお互いを見つけて「はっ!」ってなるシーンあるじゃん?あれやりたい。」
と言い出した。

私は「なんだっけそれ?」くらいの記憶だったのだけど、調べていくとやってできないことはなさそう。

なんか面白そう!採用!!!

ついでに聖地巡礼しよ~!

ということで本企画が発足したのである。

 

二人の乗ったルート

映画で二人が降りたあとの背景を見てみると、
瀧くん→新宿駅下車
三葉→千駄ヶ谷駅下車

つまり瀧くんは中央線快速で四ツ谷→新宿方面に、三葉は中央・総武線各停で信濃町千駄ヶ谷方面に向かっていたと思われます。

よっしゃ、やってみよう!

 

電車シーン再現

集合は四ツ谷駅。瀧くんが奥寺先輩(バイト先のマドンナ)と待ち合わせした場所で写真を撮ったりしながら2班に分かれる。

瀧班は快速で新宿へ、三葉班は各停で新宿に向かう。
須賀神社(ラストで二人が再会する階段のとこ)で会おうな!」と期待を込めて乗車。

 

TAKE1

三葉班10:58、瀧班11:00の電車に乗車。
信濃町を過ぎ、千駄ヶ谷を過ぎても快速が追い付かない。
各停が代々木駅停車中に快速も代々木駅にin!
「やばいやばい」と思っているうちに快速が先に発車。追い抜かれる。

TAKE2

みんなで四ツ谷に引き返し、もう一回。
三葉班11:18、瀧班11:21に乗車。
各停が代々木駅停車中に快速が追い付く。各停が先に出たもののほぼ同時に発車!ホームの屋根が死角となり出会えず。

 

TAKE3

もう少し出発時間が近い方が良いのでは?となり
三葉班11:37、瀧班11:38に乗車。
信濃町発車後、各停が減速したタイミングで快速が追い付きそうになるものの、そのまま離され出会えず。う~ん、悔しい!

 

TAKE4

でも理論はわかった、次はいけるはず!どこかで12時の鐘もなってるし、きっとこれは勝利の福音だ!

三葉班12:03、瀧班12:04に乗車。
、、、信濃町停車中に快速に抜かれる。

なぜ、、、。

 

TAKE5

駅のホームを何度も上り下りしてだいぶ疲れてきたので三葉班と滝班交代。
快速は先頭車両、各停は後方車両へ。

三葉班12:33、瀧班12:34
信濃町停車中に抜かれる。わーん!泣

もうこれは無理なのか…?やっぱり映画の中じゃないと奇跡は起きないのか…。
とりあえず出会えてないけど出会えた体で須賀神社に向かおう。どちらにしろ新宿に戻るからそれでラストにしよう。

ラストシーンの舞台となった須賀神社へ。
瀧と三葉が再会して「君の…名前は…!」と言う階段のところですね。ジャケットにもなっています。

須賀神社にてみんなでお参り。出会えますように。

 

TAKE6

泣きの一回、これで出会えなかったら諦めよう。
ヘトヘトの体を引きずって再挑戦。

三葉班13:58、瀧班11:59 に乗車。ともに先頭車両で待機。
快速の出発が少し遅れる。

遅れてくれたおかげか信濃町で抜かれることなく各停が先に発車。
少し経ったところで後ろの方に快速が走ってるのが見えてくる。追いつきそう、がんばれ!
千駄ヶ谷手前で各停が少し減速したタイミング、快速がだいぶ追いついてきた!
いいぞ~!いけいけ!
見えてきた先頭車両。その窓に瀧班が、、、

「いたー!会えたあああ!!!」

6回目の正直。達成感がすごい。須賀神社にお参りしたからかもしれないな。

 

その動画がこちら。

スマホ版だとうまく見れないかもしれません、PC版の表示に切り替えると見れるかもです!

 

うん、遠いですね…!
隣の線路を走っているわけではないので、映画のような距離感にはならないんですね~。
相手が先頭車両に乗ってるの分かってて窓の外凝視してないと分からないかも。笑

でも最後に出会えたのは本当に良かった。
ちなみに、快速側からの方が相手の姿を見つけやすかったみたいです。

 

結論:四ツ谷駅で快速より1分早い各停に乗り、快速がちょっと遅れると出会える。
   
※ただし映画のような距離感ではない。

いくら日本の鉄道が時刻に正確といえど、何十秒単位の誤差は絶対にありますからね~。出会えるかどうかは運によるところが大きいです。

 

無事再会を果たした瀧班&三葉班は口噛み酒もどきの日本酒で乾杯しましたとさ。
おしまい!