バンクシー展レポート!見どころや混雑状況など

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横浜アソビルにて行われているバンクシー展に行ってきました!

バンクシーといえば最近イギリスの地下鉄に書いたマスク姿のネズミが話題になっていましたね!(清掃員に扮して地下鉄に忍び込んだとか…。)

 

本展は美術館ではないしそんなに広くないのかな?と思っていたのですが、

作品数が多く見ごたえ十分!

気が付いたら2時間半くらい経ってました。音声ガイドを聞きながら回ったらもっとかかりそうですね。

あと、写真撮影自由なのが嬉しかったです!(フラッシュや三脚・自撮り棒は禁止です)ブラックユーモアが効いていてとても面白かった~!

 

今日はそのバンクシー展の様子や見どころを書いていきます。

 

 

バンクシーとは?

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イギリスを拠点に活動する匿名アーティストです。

その作品は街中にいつの間にか描かれていることが多く、高値で取引されることもあれば数日のうちに消されてしまうこともあります。

 

バンクシー展概要

バンクシー展 天才か反逆者か』

期間:2020年3/15~9/27 10:00~20:30(最終入場20:00)

会場:アソビル 神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル2F

チケット:大人 平日¥1800 土日祝¥2000

     大・専・高 平日¥1600 土日祝¥1800

     中学生以下 平日¥1200 土日祝¥1400

  ※チケットは日時指定制です。入れ替え制ではありません。

観覧時間:2時間~3時間(目安)

音声ガイド:無料の音声ガイドアプリがあり公式HPよりダウンロードできます。

 

※10/9~1/17 大阪南港ACT Galleryでも開催予定です!

 

 会場のコロナ対策について

今回は土日に行きましたが、入場は日時指定制なので多少待ちはあるもののすぐに入れます。

待機列はスーパーにあるような足元ラインなどはなく、間隔を開けないで並んでいるため他の来場者との距離が近かったです。

会場内も入口付近は特に人が密集している状態。一つの絵を見るために渋滞が起きていました。コロナが心配な方はやめた方がいいかもしれません。

 

展示内容・みどころを紹介!

本展は社会風刺・政治批判などテーマごとに作品を集めた展示構成となっています。

その中で個人的におすすめの作品を紹介します!

 

反消費主義

『セール・エンズ』

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キリストを崇める民衆かと思いきや、人々が崇めているのは「セール最終日」の告知。

どんどん新しいものを買わせようとする社会に踊らされている民衆を描いています。

 

『ベリー・リトル・ヘルプス』

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子供たちが国旗に忠誠を誓っている?よく見ると国旗ではなく「TESCO(大手スーパーマーケット)」のレジ袋。レジ袋を消費社会のアイコンとして配置し、消費社会の思想を刷り込まれる子供たちを描いているのでしょうか。

 

政治への風刺

 『ポリス・キッズ』

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一見無邪気に遊ぶこどもたちの絵。よく見ると警察のチョッキを着ています。

何気ない日常も警察の支配下に置かれている、という意味を感じさせられます。

 

ウォールド・オフ・ホテル

パレスチナ問題といってパレスチナ自治区イスラエルでは長い対立がありました。その境界は巨大な壁で分断され、農地の破壊など緊張状態が続いていました。バンクシーはここにアートホテルを建設。隔離壁のそばの過酷な生活がのぞくことができるというもので様々な趣向が凝らされています。

 

 客室の内装の再現f:id:nemukoblog:20200804220523j:plain

 

ホテル内の写真。よく見ると壁画の天使がガスマスクをしていたり色々と発見があります。

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ディズマランド

バンクシーを中心にアーティストたちが手掛けた実にナンセンスなテーマパーク。個人的に一番の衝撃でした 笑

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かぼちゃの馬車が転倒?記者たちが写真をパシャパシャ。

ディズマランドプロモーション動画の観覧もできます!

 

狂気の沙汰!シュレッダー事件

『ガール・ウィズバルーン』

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ここはとあるオークション会場。ドレスアップした人たちがカクテルを楽しみながら入札する商品を見定めています。いよいよバンクシーの作品の入札が開始。売却価格は膨れ上がり過去最高値での落札が決定!

 

と思った瞬間。

 

額縁の中の絵が細切れになってしゅるしゅると落ちていきます。会場の人々は大慌て。

実は額縁がシュレッダーになっており、遠隔操作で絵を破壊したのでした。

 

会場ではこの一部始終を動画で見ることができます!オークション会場の人たちのリアクションが様々で本当に面白いです。ぜひ見てみてください!

 

ラット・シリーズ

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平和のマークを首に提げ「逃げられるうちに出ていけ!」と警告するネズミ。

 

バンクシーの代名詞でもあるネズミのグラフィティアート。本展でもたくさん展示されています。キュートなネズミたちは何を訴えているのかつい考えてみたくなります。

 

バンクシーは天才か?反逆者か?

会場の最後ではバンクシーを「天才」だと思うか「反逆者」だと思うか投票ができます。投票結果は公式HPにも掲載されていますので是非参加してみてください。

 

感想・まとめ

バンクシー展、とても面白かったです!ストレートな批判や抗議ではなくどこか親しみやすくクスッと笑えるユーモアがあるのが魅力。現代風刺が多いので美術が苦手な方でも楽しめると思いました。

 

バンクシーはグラフィティアートの印象が強かったので、ブリストルミュージアムの企画やとパレスチナのホテルなどこんな活動してたんだ!という新しい発見もありました。

シュレッダー事件やディズマランドの広告など映像作品も充実していて良いです。

 

ただ、個々の絵の解説が少ないため音声ガイドがないとわかりづらいところも。絵のメッセージがシンプルな反面、作品の意図が分からないと面白さがわからないものもありました。(せめてタイトルに日本語訳を書いて欲しかった!)

会場内のQRコードから解説が読めるので後から調べて「こういうことだったのか!」と納得しました。これから行かれる方は先に音声ガイドをダウンロードすることをおすすめします。

 

横浜のアソビルで開催されているバンクシー展は9月27日まで営業。是非足を運んでみてください!